大正8年(1919年)創業の漆器店。時代が進むにつれ漆器自体の関心が薄れる中、積極的に現代的デザインを取り入れ漆器の革新を行ってきました。
宮内庁に納めるようになったのは戦前(大正年間には御用達になっていた)のことで、最近では杯を納めているそうです。
代官山に移転した現在も、手作りにこわだり、流行を取り入れた商品展開、漆器を通したライフスタイルの提案を行っています。
漆器のアクセサリーケースは、結婚祝い・結婚内祝いなどお祝い事にピッタリな贈り物ですね。
昭和9年(1934年)創業、日本初のクリスタルガラス専門工場。創業者の各務鑛三氏が、ドイツ留学を経てグラヴィール彫刻やカット技術を習得しました。各務鑛三氏の作品は、パリ万国博覧会の金賞受賞を始め、ブラッセル万国博覧会のグランプリ受賞など、数々の栄誉に輝いています。
宮内庁との関係は、昭和18年(1943年)には照宮内親王ご降家の際のご調度品製作を拝命したことより始まります。現在、世界各国250以上すべての日本大使館・領事館において公式にカガミクリスタルの製品が使用されており、日本における"最高級クリスタル"として高い評価を受けています。
結婚祝い・結婚内祝いや両親の還暦祝いなど、贈答品として幅広く注文を承っています。
明治13年(1880年)創業の銀製品店。文明開花の時代に、日本で最初の銀製品専門店として商いを始めました。明治末期に宮内庁の御用となり、現在まで銀製品を納め続けています。
上皇后美智子さま御成婚の際は、ディナー用カトラリー(ナイフ、フォーク、スプーン等)の注文を受け、皇后雅子さま御成婚の際も、ディナー用の食器セットを納めたそうです。
また、秋篠宮家に眞子さまがご誕生になった際は、上皇・上皇后両陛下からイニシャルの入ったベビー用カップ、スプーン、フォークのセットが贈られたそうです。
明治27年(1894年)創業の織物店。初代龍村平藏氏の作り出す、立体感・色彩性に富む独創的な織物は、その芸術的完成度に作家の芥川龍之介も感銘を受けました。
宮内庁には表紙裂、帯、ドレス裂、内装裂などさまざまなものを納めています。上皇陛下・上皇后美智子さまのご成婚の折、上皇后美智子さまがお召しになったローブ・デコルテには、白地に金糸で「明暉瑞鳥錦(めいきずいちょうにしき)」の文様が織り込まれており、この生地は龍村美術織物によるものといいます。「結婚の儀」に白のローブ・デコルテを召されるのは天皇家の慣習となっており、皇后雅子さまもお召しになられました。
古代裂の復元事業にも多大な貢献をしており、正倉院裂から名物裂まで数百点の復元を行ってきました。
大正8年(1919年)創業の洋食器・陶磁器メーカー。美しいデザインの洋食器が目を引きます。観賞用に飾るのにも適しています。
「良きが上にも良きものを」という理念のもと、品質にこだわり続けた努力と姿勢が高い評価を受け、宮内庁の食器調達をはじめ、迎賓館や高級ホテルなどにも洋食器を納めるようになります。
白磁の美しさを追求した「オークラのホワイト」をはじめ、大倉陶園独自の技法による美しい装飾を楽しむことができます。
明治12年(1879年)創業の陶磁器店で有田焼の老舗。歴史は江戸時代、その前身は、初代深川栄左ヱ門が磁器製造をはじめたところにあります。
明治維新によって佐賀藩が消滅し、有田焼はその庇護を失いますが、8代目の深川栄左ヱ門らの尽力により、有田焼の再興がなされます。香蘭社は、この8代目深川栄左ヱ門を創業者とします。
明治29年、宮内省大膳寮より御用品製造を拝命します。昭和24年、36年には昭和天皇陛下行幸の栄を、また昭和44年には皇太子殿下(上皇陛下)行啓の栄を賜るなど、皇室とのゆかりも深いです。
明治27年(1894年)創業の陶磁器店。香蘭社を創業した8代目深川栄左ヱ門の弟、深川忠次により創業します。
明治33年(1900年)のパリ万国博覧会へ出展の折には、最高金賞を受賞しており、その4年後のアメリカ・セントルイス万国博覧会においても、最高金賞を受賞するという快挙を得ています。
深川製磁の活動には、日本伝統の陶磁器を世界へという意識を強く感じます。宮内庁には皇室用の食器を納入し、宮内庁御用達も拝命しています。
江戸時代初期(1616年頃)創業の磁器ブランド。有田焼の窯元で、柿右衛門様式と呼ばれる作風を確立しました。第十四代(故)酒井田柿右衛門氏は重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された経歴をもちます。
宮内庁との関係は11代(1845~1917)の頃に始まったとされ、13代(1906~1982)の時代に東宮御所に食器、装飾品を納めたそうです。
また、江戸時代の頃より国外でも高く評価され、オランダ東インド会社を通してヨーロッパ等の国々へ大量に運ばれていきました。