愛知県岡崎市で製造されている八丁味噌の老舗で、創業は正保年間(1645~1648年)。明治34年(1901年)に宮内庁御用達を拝命し、現在も引き続き皇室に納入しています。
八丁味噌は色が濃く固いので辛口と思われますが、塩分は比較的低く良質のアミノ酸を豊富に含みます。
また、八丁味噌はいまや全国ブランドとして知られ、ヨーロッパ各国からの注文も増えています。意外と身近にも、皇室御用達の品々が溢れていますね。
キッコーマンといえば有名な醤油のトップブランド。創業は大正6年(1917年)ですが、その起源は永禄元年(1558年)、野田の地にて飯田市郎兵衛が溜り醤油を生産したのが始まりとされています。
宮内庁に納めている醤油は一般に流通しているものとは違い、御用蔵という専用の醸造蔵で特別な製法で作られています。どんな味がするのか気になりますね。
キッコーマンは今や、アメリカやシンガポール、オランダなどでも現地生産され、世界100ヶ国以上に輸出されている世界ブランドとなりました。
明治43年(1910年)創業の老舗醤油製造元。広島牡蠣(かき)から滋養とうまみ成分を抽出し、本醸造醤油とブレンドした「かき醤油」が有名。地元広島では高い知名度を誇る醤油製造元です。
大正12年(1923年)には宮内庁御用達の栄を賜り、朝廷へ納める紫(女房詞で醤油の意)という意味で「朝紫」という命名も賜ります。これが社名「アサムラサキ」の由来となっています。
オフィシャルページや楽天市場の特設ページには、かき醤油を用いた料理レシピが紹介されており、素材を美味しく引き立てるかき醤油の調理法を学べます。
創業は慶安2年(1649年)。尾張藩士だった岡田半左衛門泰次が、尾張清州で酢の大量生産に成功したことから始まります。後に長子の勘三郎泰久が名古屋伏見町に移り、出荷する酢樽に品質保証として自分の名前の「勘」の字を書き込んでいったのが、社名の由来となっています。
明治41年(1908年)に品質の高さを認められて宮内庁御用達を拝命しました。宮内庁に納めているお酢は、穀物酢の一升瓶とサラダ酢の二種類で、同じものが一般にも流通しています。
サラダ酢はリンゴ酢をベースに、10種類のスパイスをミックスした爽やかな風味が特長で、オイルと混ぜてドレッシングにも利用できます。
創業は明治41年(1908年)。お店を構える静岡県焼津市は遠洋漁業・水産加工業が有名で、焼津港はかつおの水揚げが日本一です。山政の歴史は鰹節の製造から始まり、現在ではかつおを中心とした農水産食品製造販売を行っています。宮内庁には鰹節を納入しています。
また、五穀豊穣をお祝いする新嘗祭(にいなめさい)の儀式では、焼津鰹節組合が皇室献上品として鰹節を献上しています。
山政のオフィシャルには鰹を使ったお料理レシピも公開されています。