ホワイトローズの歴史は江戸時代にまで遡ります。1721年(享保6年)、煙草商人の武田源勝政(のちに武田長五郎)によって始まります。当初は煙草の販売をしていたと伝わります。
1825年(文政8年)頃、四代目長五郎の時代に雨具商に転身し、五代目の時代には徳川幕府御用達となり、大名行列の雨具一式を大量納入したといいます。
実はホワイトローズは、世界初のビニール傘を開発したことでも知られています。
第二次世界大戦が終戦を迎え、1949年(昭和24年)に9代目の須藤三男がシベリア抑留から帰国。競合他社に後れをとる中、家業を再開していきます。
当時の傘素材は綿が主流でしたが、染色技術が未熟ということもあり、色落ちによる苦情が多かったといいます。そこで進駐軍が使用していたテーブルクロスのビニール素材に目をつけ、傘にビニールカバーをかけるという発想に至ったのが原点になります。
そして1958年(昭和33年)頃、現在でいうビニール傘が開発されました。
私も知りませんでしたが、ビニール傘は日本人が考案したんですね。
ホワイトローズのビニール傘は、園遊会で上皇后美智子さまがご利用になられたことでも知られています。
園遊会とは、公務の一環として、春と秋の年2回、天皇・皇后の主催で開催される社交会(宴会)のことです。内閣総理大臣、国務大臣、国会議員、知事、最高裁判所長官、角界の功績者など約2,000人が招待されます。
大勢の招待客を招く園遊会にて、上皇后美智子さまがご利用になったのがホワイトローズ株式会社の「縁結(えんゆう)」です。
上皇后美智子さまが園遊会でご利用になったビニール傘「縁結」。現在はアップグレード商品の縁結 -雅-として一般に流通しています。
皇室の公式行事用では「黒の傘」を用いるのが一般とされますが、ビニール傘であれば「遠くからでもお顔が見えやすい」という上皇陛下のご配慮によるものといいます。
縁結 -雅-の風速実験。強風レベルである風速15~17(m/s)にも耐えています。
見た目の優美さに加え、強度においても信頼がおけるのが伝わります。
ホワイトローズの傘は、公式サイト経由で注文するほか、楽天市場やアマゾンからも取り寄せることができます。