トワイニングは、1706年にイギリス人のトーマス・トワイニングが、ロンドンに紅茶販売店「トムの店」を開いたことから始まります。
トーマス・トワイニングは、自身が東インド会社に勤めていた経緯から、当時インドより輸入されていた紅茶の魅力に注目します。当時のイギリスでは、コーヒーハウスが貴族や文化人たちの社交場となっており、この流行に乗って「トムの店」で紅茶を出すようになりました。
「トムの店」の紅茶は評判を呼んだこともあって、トーマス・トワイニングは世界で最初の紅茶専門店「ゴールデン ライオン」を出店する決意を固めます。やがてこの事業は軌道に乗り、現在の社名である「トワイニング」と名を改めます。
ちなみにトワイニングは、日本の片岡物産が代理店業務を行っています。
トワイニングは、1706年の始まり以来、300年に渡ってイギリスの紅茶文化とともにその歴史を刻んできました。
世界初の紅茶専門店として、王侯貴族や上流階級の人々に愛されてきた実績が評価され、1837年には紅茶としては初めてとなるイギリス王室御用達が、ビクトリア女王によって与えられます。
それ以来、現在まで約200年の間、イギリス王室御用達の称号を維持し続けてきました。
現在においては、母太后、エリザベス2世、チャールズ国王の3つのイギリス王室御用達を保有するという栄誉を受けています。
トワイニングは、名実ともに世界最上級の紅茶として世界中から認知され、またその支持を得ているのです。
トワイニングの紅茶はアールグレイやダージリンといった商品が人気ですが、そもそも「アールグレイやダージリンって何なの?」という方のために、簡単にその違いを紹介したい思います。
ベルガモットという柑橘類の香料が入った紅茶。イギリスの元首相であるチャールズ・グレイ伯爵(1764-1845)にちなんで名づけられました。ベルガモットのもつ爽やかな香りが紅茶を引き立て、落ち着きと安らぎを与えてます。
アールグレイよりもさらに香りを引き立てた紅茶。オレンジやレモンなどの柑橘類をブレンドしており、アールグレイとはまた違った独特の爽やかさを味わえます。目覚めの一杯には最適です。
インドのダージリン地方を原産とする紅茶。世界三大紅茶のひとつと称されています。香りと繊細な渋みが特徴で、別名「紅茶のシャンパン」とも呼ばれています。渋みが強いですが、意外にクセがなくすっと飲めます。
スリランカ産の紅茶を総称して「セイロンティー」と呼んでいます。トワイニングのセイロンは香りや渋みがそこまで強くなく、非常に飲みやすく仕上げているのが特徴です。
インドとの歴史が深い紅茶であることが分かりますね。迷ったら「アールグレイ」を選ぶのが良いと思います。
トワイニングは、楽天市場やAmazonで購入することができます。レビュー評価も参考になるので、購入前に確認しておくのがおすすめです。