ペンハリガンは、ジャーミン・ストリート通り(ロンドン)にある理髪店であり、1860年代、ウィリアム・ペンハリガンによって創業しました。
理容師であったウィリアム・ペンハリガンは、理髪店に訪れてくれるお客様用に香水・化粧水などの研究開発を始めます。そしてその創造性と独自性に富んだ製法によって、新しい香水を次々と生み出していきました。
地道な研究開発の成果もあって、ウィリアム・ペンハリガンの作った香水は、その高い品質と心の安らぎを与えてくれることで評判となり、上流階級や皇族・王室の間にも広まっていきました。そして信頼と栄誉の証であるイギリス王室御用達の認可を受けるまでになります。
ペンハリガンは、ヴィクトリア女王(1819-1901)の晩年期、今までの実績が評価されて「英国王室御用達の理容師兼香水商」の称号を授かることとなりました。その後も、1903年にはアレクサンドラ皇后、1956年にはエディンバラ公、近年においては1988年にチャールズ皇太子(現国王)から王室御用達の認定証が与えられています。また、ダイアナ元妃もよく利用していたことで知られています。
5年に一度、認定の再審査が行われ、毎年数十件の認定が取り消されている中で、ペンハリガンは現在においてもイギリス王室御用達の認定証を保持し続けています。100年以上前にイギリス王室御用達に認定されて以来、品質と信頼の保持に努め続けてきた証であるといえます。
ペンハリガンの香水は女性向け・男性向けであまり隔たりがなく、男女兼用(ユニセックス)なものが多いです。
リボンの長い製品が女性向けかな?とも感じましたが、そうでもないようです。各香水ごとにテーマやストーリーが解説されているので、匂いや香りは届いてからのお楽しみでしょう。
男女とも幅広い年代に人気があり、男性では30代以降、女性は20代~50代まで幅広く支持があります。上品で大人の香りが漂うので、特に香りに気を付けたいビジネスマンにもおすすめです。
興味深いエピソードとして、ペンハリガンを愛用するチャールズ皇太子(現国王)が住む宮殿からは、ペンハリガンの香水が漂うとのこと。「英国紳士の香りの象徴」のような存在であることが分かります。
ペンハリガンは、楽天市場やAmazonで購入することができます。レビュー評価も参考になるので、購入前に確認しておくのがおすすめです。
大丸松坂屋・三越伊勢丹にもあるかな?と思いましたが、私が調べたときにはネット通販では検索ヒットしませんでした。