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最終更新日 2025/12/20

濱野皮革工藝(HAMANO)~創業1880年(明治13年)、皇室とゆかりある国内バッグ製造の老舗

国内バッグ製造の老舗。天然皮革の品質管理のため、軽井沢に工房をもつ。皇室や世界のセレブリティとも交流。フォーマルバッグが特に人気。
目次
  • 創業は1880年(明治13年)
  • 皇室とのゆかり(ポロ競技のご指南役)
  • 美智子さまがご愛用されたロイヤルモデル
  • 軽井沢に工房をもつ理由
  • 手掛けるバッグの特徴
  • HAMANOバッグを購入する方法
  • 注釈・補足

創業は1880年(明治13年)

濱野皮革工藝は、1880年(明治13年)創業のハンドバッグ・財布製造、販売会社。

創業当時は、初代が新橋にて刀のつばや鞘の製作を皮で行っていました。いつ頃からバッグ製造を開始したのか伺い知ることはできませんが、少なくとも戦時中にはバッグ制作を行っていたようです。

戦時中は物資不足が深刻であり、皮革製のバッグ製造は困難でした。そのため、代用としてウサギ革や竹を使用していました。

竹製といえば、イタリアの高級ファッションブランド「グッチ」にも、同様のエピソードがありますよね。イタリアも戦時中(1940年頃)、国内は深刻な物資不足に見舞われており、グッチはハンドル部分に竹を用いたバンブーバッグを世に送り出しています。

皇室とのゆかり(ポロ競技のご指南役)

皇室とのご関係ができるきっかけとなったのが、三代目当主である濱野敬之(氏)が、皇室のポロ競技(乗馬しながら行う団体球技)のご指南役を拝命されたことです。

濱野敬之(氏)はポロ競技のプロ選手でもありました。その乗馬の腕前を見込まれ、当時の皇太子(現上皇陛下)のポロご指南役を仰せつかることになります。これがきっかけで皇室との縁も生まれ、また世界のセレブリティとの交流も深まっていきました。

(皇室関係の方が外務省を通じて、ダイアナ元妃へ濱野皮革工藝のバッグを献上した歴史もあります)

美智子さまがご愛用されたロイヤルモデル

濱野皮革工藝の「ロイヤルクラッチ フォーマルバッグ」は、上皇后美智子さまがご愛用されたことでも知られています。

濱野皮革工藝のハンドバッグは、伝統的にシンプルで飾らない・上品な外観をしています。これは戦後日本の皇室のあり方(目立たず飾らない)にもマッチしたものであり、現在でも皇室や世界のセレブリティに愛用されているといいます。

美智子さまから雅子さまへ、濱野のシンボル「ロイヤルモデル」

濱野の代表作「ロイヤルモデル」。きめの細かい牛革を贅沢に使い、美しい天然の艶めきが随所に現れる。洋装・和装どちらにも似合う気品を備えています。

皇室の方々から生まれたフォーマルバッグ

  • ロイヤルモデルフォーマルバッグ
  • ロイヤルクラッチフォーマルバッグ
  • コフレドペルレ
  • プリンセス

軽井沢に工房をもつ理由

濱野皮革工藝ではバッグ素材に牛革などの天然皮革を用いており、革の保管状態を考慮して軽井沢に工場・工房を設立しています。

軽井沢
軽井沢

天然皮革はとてもデリケートな素材で、暑さや湿気に弱く保管には細心の注意を払います。そのため濱野皮革工藝では、革にとってベストといえる気候・環境である軽井沢を、バッグ工房に選んでいます。

手掛けるバッグの特徴

濱野皮革工藝のハンドバッグ・財布の特徴

  • シンプルで上品な外観
  • フォーマルバッグが特に人気
  • 上質な天然皮革を使用し、保管に細心の注意を払っている
  • お求めしやすい値段
  • 世代を超えて愛されている

シンプルで上品な外観

濱野皮革工藝のバッグといえば、伝統的にシンプルで飾らない・上品な外観をしているのが特徴です。皇室や世界のセレブリティにもお選び頂いている理由のひとつでもあり、皇室の方々から生まれた「ロイヤルモデル」は、濱野のシンボルでもあります。

フォーマルバッグが特に人気

伝統や格式を重んじる濱野では、やはりフォーマルバッグが人気です。フォーマルシーンとしては、冠婚葬祭やお受験用に選ばれることが多いようです。

冠婚葬祭など厳格・形式的な場では、全体の色を黒に統一するブラックフォーマルが基本です。ブラックフォーマル用バッグに相応しい特徴は、主に以下の通り。

  • 光沢のない黒色
  • シンプルで無地
  • 高級感・上質さが伝わるもの
  • 目立つ装飾はNG
  • エキゾチックレザーは非推奨(葬式用)

上質な天然皮革を使用し、保管に細心の注意を払っている

濱野皮革工藝では、バッグ素材に天然皮革(主に牛革)を用いています。合成皮革と違って天然皮革は質感がしっとり滑らかであり、経年劣化による風合いの移り変わりを楽しめるのが最大の特徴です。

反面、湿気を嫌うなどデリケートです。先述の通り、濱野皮革工藝は天然皮革にベストといえる環境の軽井沢に工房を持ち、革の保管から縫製に至るまで大切に管理しています。

お求めしやすい値段

天然皮革を用い、皇室や世界のセレブリティに愛用されている濱野バッグですが、6万円~9万円前後で購入することができます。特にフォーマルバッグは母から娘へ世代を超えて受け継がれるなど、長く愛用されています。

ショッピング

世代を超えて愛されている

いいものを世代を超えて受け継ぐ。濱野バッグを購入された方には、次の世代に渡すためのお直し(メンテナンス)を依頼される方も多くいるそうです。

第104代首相も愛用の「グレース ディライトトート」

初の女性首相として選出された高市早苗首相(第104代)が、濱野皮革工藝のバッグを使用していたことでSNSやニュース等で話題となった。

直近2日間で、工場の1カ月分の生産量に達するなど注文が殺到している。(2025年10月25日の記事より)

HAMANOバッグを購入する方法

濱野バッグは、公式ショップから注文するほか、楽天市場やアマゾンからも取り寄せることができます。(楽天市場は代理店による販売

注釈・補足

同じ「濱野バッグ」の名をもつブランドに「傳濱野はんどばっぐ」がありますが、こちらは2013年に濱野有(氏)によって立ち上げられた別会社です。現在の濱野皮革工藝と全く関係がなく、それぞれでご購入された商品について、会社の垣根を超えて修理対応などを受けることはできません。

ナガタニ(NAGATANI)

昭和43年(1968年)創業の国内バッグメーカー。皇后雅子さまのバッグ製作を賜るほか、紀宮さま(黒田清子さん)、三笠宮さまのバッグも手掛けるなど、皇室御用達でもある。思わず見とれてしまう上品さ・優美さが魅力。

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